はじめに
もし過去の自分に会えるなら、真っ先に伝えたいことがあります。
*ギャンブルを続けても、何も得られない」と。
あの頃の僕は、給料日になるとパチンコ屋に直行し、負けた日は苛立ち、勝った日は調子に乗る…そんな繰り返しでした。
けれど、本当に失ったのはお金ではなく、もっと大切なものだったのです。
今回は、ギャンブル生活を振り返って気づいた「やめて良かったと心から思う理由」を正直に書きます。
これからやめようと思っている人に、少しでも届けば嬉しいです。
お金の後悔 ― 勝っても残らない「あぶく銭」
ギャンブルで手にしたお金は、不思議なほどすぐになくなります。
あの日、10万円勝ったときも、結局次の週には全部なくなっていました。
「勝ったから今日は贅沢しよう」
「次はもっと勝てるかも」
そんな気持ちが止まらず、勝ったお金で生活が楽になったことなんて一度もなかった。
むしろ負け続けて借金を作り、給料が入ってもすぐ消える悪循環。
今なら分かります。
ギャンブルで得たお金は、価値を感じないあぶく銭にすぎない。
大切に使えるお金は、汗水流して働いて得たお金だけでした。
人間関係の後悔 ― 信頼は一度失うと戻らない
ギャンブルが原因で失ったものの中で、一番痛かったのは人とのつながりです。
嘘をついてまでパチンコに行った日々。
「急用ができた」と友達との約束をドタキャンしたこともありました。
負けが続くと、平気でお金を借りて、返せずに連絡を絶ったこともあります。
気づけば、信頼してくれる人たちは一人、また一人と離れていった。
「アイツはもうダメだ」と思われていたのかもしれません。
正直、孤独でした。
誰とも会いたくない、でも誰かに助けてほしい。
そんな矛盾した気持ちを抱えながら、それでも打ちに行ってしまう。
ギャンブルをやめた今、はっきり言えます。
お金は取り戻せても、失った信頼は二度と完全には戻らない。
この現実に気づいたとき、僕は本気で人生を変えようと決意しました。
今からでも人生は変えられる
ギャンブルで失ったお金、壊した人間関係、取り返しのつかない時間…。
正直、もう取り戻せないものもあります。
でも、だからといって、これからの人生まで諦める必要はない。
僕自身、何度も「もう無理だ」と思いました。
それでも、今日までギャンブルをやめてこれたのは、「まだ間に合う」と信じたからです。
最初の一歩は小さくていい。
1日やめる。
給料日にATMに行かない。
誰かに「やめたい」と伝える。
どんな一歩でも、踏み出した瞬間にあなたの人生は変わり始めます。
僕はこれからも、ギャンブルをしない日々を積み重ね、信頼を取り戻し、普通の生活を大切にしていきたい。
あなたも、今日がその最初の一歩になることを願っています。
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