はじめに
ギャンブルをやめたいと思っても、「今日だけ」「もう一回だけ」とつい繰り返してしまう…。
僕自身も、何度も失敗しました。でも、あるとき「考え方」を変えることで抜け出せたんです。
そのきっかけになったのが、本。
今回は、僕が実際に読んで役立った本、そして多くの人が依存症克服やお金管理に役立ったと評価している本を5冊紹介します。
1. 『ギャンブル依存症』斎藤学
この本は、ギャンブル依存の仕組みを医学的に解説したものです。
僕が特に心に刺さったのは、「ギャンブルをやめられないのは、意思が弱いからではない」という部分。
脳内でドーパミンが異常に分泌されることで、快楽が忘れられなくなる…これを知ったとき、「自分はダメな人間だ」と責める気持ちが和らぎました。
「なぜやめられないのか?」を理解することが、再スタートの第一歩だと思います。
2. 『バビロン大富豪の教え』ジョージ・S・クレイソン
ギャンブルをやめても、お金の使い方を知らないと結局また同じことの繰り返し。
この本の教えはとてもシンプルで、「収入の10分の1を先に貯蓄せよ」。
僕は給料日にまず貯蓄用口座に自動振替するようにしました。
すると、使えるお金が減っても「貯金が増えている」という安心感が出て、無駄遣いが減りました。
お金の基礎を知ると、ギャンブルで一攫千金を狙う気持ちが薄れていきます。
3. 『小さな習慣』スティーヴン・ガイズ
「禁ギャンブルしよう」と意気込んで、最初の数日は頑張るけど、続かない…僕もそうでした。
この本では「1日1回腕立て伏せ」など、バカみたいに小さな行動から習慣を作る方法が紹介されています。
僕は「1日1回、家計簿アプリを開くだけ」というルールを作り、そこから徐々に家計管理が続くようになりました。
習慣は「やる気」ではなく「仕組み」で作る、という考え方は、禁ギャンブルにも応用できます。
4. 『反応しない練習』草薙龍瞬
ギャンブルに走る理由の一つは、「イライラ」「不安」「ストレス」。
この本では仏教の考えをベースに、「感情に振り回されないコツ」が書かれています。
僕が実践してよかったのは、「不快な感情をそのまま眺める」という方法。
「また行きたい…」という気持ちが湧いたら、すぐに否定せず「今、行きたいって思ってるんだな」と頭の中でつぶやくだけ。
不思議と衝動が弱まっていきました。
5. 『嫌われる勇気』岸見一郎/古賀史健
ギャンブルに依存していた頃、僕は「人に認められたい」「負けを取り返さなきゃ笑われる」という気持ちに支配されていました。
この本の中で「他人の期待を生きるな」というメッセージを読んだとき、胸がスッと軽くなったのを覚えています。
自分の人生は自分のためにある。他人の評価よりも「今日一日やめられた自分」を褒めよう、と思えるようになりました。
まとめ
本は「読むだけ」では変われませんが、「行動を起こすきっかけ」にはなります。
僕も、この5冊を通して考え方が変わり、ギャンブルから抜け出せました。
もし今、苦しんでいるなら、どれか1冊でいいので手に取ってみてください。
そこから新しい一歩が始まるはずです。
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